コラム 災害に備えて(利賀ダムについて)
富山県西部の庄川の上流で、ダムが建設されています。 見学会があり参加しました。 とても大きな工事が、進行しています。
大きな目的は、庄川の洪水リスクを、減らすことあります。 過去の庄川の、大きな被害としては 昭和9年、大雨により、旧浅井村で堤防が決壊して、射水郡の大半が、大きな湖と、なりました。 昭和51年には、台風により、万葉線の庄川の橋が、落ちました。 平成16年には、台風により、岐阜県に、大雨が降り、堤防に大きな被害が出ています。
国は、今後も、大きな被害が、想定されるため、対策に着手しています。 堤防の整備、鉄道の万葉線の橋の・架け替え、そして、利賀ダムの建設です。 ダム建設の予算は、1640億円、完成は令和13年度として、計画されています。
現在は、まだ、ダムの姿は無く、準備の工事が進められています。見学会では、この準備のための、橋やトンネルが、多く作られていることを知りました。特に、驚いたのは、工事用車両用の、利賀トンネルです。これは、約5kmと長く、 国道156号線から、一気に、利賀村中心部に繋ぐものです。 現在の利賀村へ向かう、国道471号線は、悪路であり、冬は危険です。
利賀トンネルは、ダム建設後、一般利用に開放されます。 冬でも、快適に、そば祭りにいけるようになりそうです。
災害防止のために、大きな予算が使われおり、内容を知っておくことが重要です。 是非、見学をお勧めします。